小説ア・ラ・カルト 〜季節と気分で選ぶ小説(時々映画)〜

季節と気分に合わせた読書&映画鑑賞の提案

拝啓、ハイファンタジー様

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どうも。一生独身な気しかしないブログ主ですw

独身な気しかしないくせに、本日はちょいちょい子守をしておりました。(甥っ子2人が来ていたため)

上の子は齢4才になりまして、そろそろ本に興味を持ち始めた模様。本棚から子供が興味を持ちそうな本を探してやり、いっしょにページを繰ってやります。

と言っても今の家に越してくる際、子供の頃に読んでいた本はほとんど手放したので、そんな多くはなかったですが。

 

 

甥っ子と一緒になってそんな事をしていたら、ふとこんな事を考えました。

「ああ、当たり前だけど、読む本って変わるんだよな。」

あらためて本棚全体を見渡すと、あるジャンルが極端に少ない事に気づきました。

それがハイファンタジー

 

と、いう事で本日はいつもと趣向を変えた記事を書いてみようかと思います。ほぼほぼ自分語りになるかと思うので、もしよかったらお付き合い下さい。(あ、でも最後におすすめハイファンタジー10選コーナーあるので是非ガマンしてお付き合い下さい)

 

 

 

 

 

かつてのブログ主は、それこそハイファンタジーが主流だった。それか冒険モノ。

小学生の頃、中学生の頃、高校生の頃・・・。

小学生の頃、一番はまってたのはミヒャエル・エンデの「 はてしない物語」だった。

中学生の頃はラルフ・イーザウの「ネシャン・サーガ」シリーズだった。

高校生の頃はJ・R・R・トールキンの「 指輪物語」だった。

 

それが、ぷつりと途絶えたのは、大学生の頃だった。20歳前後が、その境目だった気がする。別にハイファンタジーが嫌いになったわけでも無ければ、誰かの影響というのでも無い。当然、周囲の目を気にしてというのはあり得ない。(基本「他人は他人、自分は自分」という強烈な個人主義者なのでw)

本当に、ごく自然とハイファンタジーから離れた。

 

ハイファンタジーから離れてちょっと経った頃、「あれ、なんか最近ファンタジー読まなくなったな。なんでだろ。」と考えた事が少しあった。ちょうどそんな折に、新聞記事のコーナーで、たしか鏡リュウジ氏だったと思うが、氏が書いた興味深い記事を見つけた。

「人は思春期から青年期の間で「現実覚醒」する。それは大体20歳前後。大体の人は現実覚醒してファンタジーを読まなくなる」「だが、中には覚醒しないまま大人になる人間もいる。覚醒しなかった自分は今もファンタジーを読み続けている」

 

うろ覚えだが、大体こんな内容の記事だった。

 

記事でそう読んで、「そっか、自分は「現実覚醒」したんだな。」と納得した。その後はファンタジーを振り返る事も無くなった。

代わりに爆発的に増えたのが、純文学とミステリーだった。

 

1,2年前に1度だけ「 指輪物語」をもう一度読み通そうとしたが、間もなく止めてしまった。面白くなかったわけでは無い。むしろその逆で、「やっぱ面白い!」とすごく興奮したのだが・・・。

多分、学生時代より圧倒的に時間的・精神的余裕が減った事が原因だろうと思う。ファンタジーの大半は超大作。超大作を読み通すだけの時間的・精神的下地が無くなってしまったのかも知れない。

 

 

 

今日、甥っ子との事がきっかけで、かつて自分が読んでいたファンタジー、大人になる時に置いてきたファンタジーをあらためて思い出した。すると、「現実覚醒」を自覚した時には感じなかった一抹の寂しさを感じた。

 

しかし、最近ツイッター始めて思ったのが、大人になっても結構な数の人がファンタジーを読んでいるらしい。

また、ファンタジーを読んでいた頃と比べて、大学時代以降の方が圧倒的に読むジャンルの幅が広がった。きっと懐が深くなったのだ。

 

新しい作品を開拓するのも楽しい。でも、一度読んだ作品を何年もの時を経て読むのも、これまた楽しい。懐が深くなった今、再読したらどんな感想がこみ上げてくるのか。

 

だからきっと、ハイファンタジーに舞い戻る日も近い気がして仕方ない。

その時はまたよろしく、ハイファンタジー様。

 

 

 

 

※せっかく思い出したから、面白かったファンタジーを紹介してみるコーナー

 

という事で、今現在の本棚にあるハイファンタジーは、冒頭の写真にある4冊のみとなっていますが、その他「これ面白かったな」というものも合わせて紹介してみます。

 

まずは手元にある4冊

①「指輪物語」J・R・R・トールキン

金字塔。これを超えるハイファンタジーは無いのでは。 多分、高校時代に全巻3回以上は再読してる。

文庫 新版 指輪物語 全10巻セット (評論社文庫)

文庫 新版 指輪物語 全10巻セット (評論社文庫)

 

② 「ファンタージエン愚者の王」ターニャ・キンケル

エンデの「 はてしない物語」へのオマージュプロジェクトとして、6人のドイツ人作家がファンタージエンを舞台にした新たな 作品を紡ぐ。そのうちの一作。

ファンタージエン 愚者の王

ファンタージエン 愚者の王

 

 ③「レディ・パイレーツ」セリア・リーズ

 現実世界の18世紀が舞台なので、厳密にはハイファンタジーとは言えないかも知れないですが、剣と大海原と大冒険という事で・・・。

レディ・パイレーツ

レディ・パイレーツ

 

 ④「海駆ける騎士の伝説」ダイアナ・ウィンジョーンズ

 こちらも現実世界(英国)が舞台ですが、一方で異世界の王国が並立する世界観なのでハイファンタジー感は強いです。ちなみに「 ハウルの動く城」の作者です。

海駆ける騎士の伝説

海駆ける騎士の伝説

 

 

 ここから先は思いつくままに面白かったハイファンタジーを紹介。

 

⑤「はてしない物語ミヒャエル・エンデ

 言わずと知れた王道。小学生の時、教室移動の時にもこの分厚っつい本を持ち歩いて読んでいたら、「頑張れよ・・?」とクラスメートからまるで苦行でもしてる様に心配顔に言われたのを思い出しましたw

はてしない物語 (エンデの傑作ファンタジー)

はてしない物語 (エンデの傑作ファンタジー)

 

 ⑥「ネシャン・サーガ」 ラルフ・イーザウ

 「指輪物語」を読む前までは、この作品が真骨頂だと思っていた。でも「 指輪物語」に引けを取らない面白さ。

 

ネシャン・サーガ 全3巻

ネシャン・サーガ 全3巻

 

⑦「ローワンと魔の山」(リンの谷のローワンシリーズ)エミリー・ロッダ

 弱虫の主人公×未知の山×旅の仲間×試練×ラスボス×主人公の成長=王道

ローワンと魔法の地図  (リンの谷のローワン 1)

ローワンと魔法の地図 (リンの谷のローワン 1)

 

 ⑧「竜の騎士」コルネーリア・フンケ

 現実の世界が舞台(ドイツからヒマラヤまでの旅)なので厳密にはハイファンタジーではないかも知れませんが、ドラゴンに乗っての旅という事で・・・。

竜の騎士

竜の騎士

 

 ⑨「セブンスタワー」シリーズ ガース・ニクス

黒い影に覆われた階層世界の国に生きる少年が外の世界を初めて知ることから始まる冒険アクションファンタジー

 

セブンスタワー〈1〉光と影

セブンスタワー〈1〉光と影

 

 

 

 

⑩「精霊の守り人」(守り人シリーズ上橋菜穂子

ちょっと前にNHKでドラマ化もされてたので有名かも。北東アジア風の世界観。女用心棒の主人公バルサがかっこいい。

 

精霊の守り人 (偕成社ワンダーランド)

精霊の守り人 (偕成社ワンダーランド)

 

 

 ⑪「キノの旅」シリーズ 時雨沢恵一

ハイファンタジーに入れて良いのかというところですが、高校時代にめちゃくちゃはまったので大目に見てくださいwちなみにラノベはこれしか知りません・・・。

 

キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461))

キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461))

 

 

書いてたらやっぱりファンタジー読みたくなってきたあ!

もうカムバックかもよ、ハイファンタジー様。

 

 

 

 

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コメントもお気軽に。ファンタジーから遠ざかっていたので、最近のファンタジーでおすすめがあったら教えてほしい・・・。

 

 

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