こんにちは。
突然ですがあらためて自分のブログを見返すと、最近映画の記事書いてないなあと思いました。
まあブログ名が『時々映画』なので小説紹介がメインではあるのですが、久々に映画の記事を書きたくなってきました。
ところで、今まで記事にした映画はほとんどミニシアター系のヒューマンドラマでした。
たまにはケラケラ笑える映画について書いてみるか♪(´ε` )
と思い、あらためて所有する映画DVDを見返してみる・・・。
あ、ネクラなブログ主はあまり笑える映画持ってなかった。´д` ;
いわゆる「コメディ」と言ってよさそうな類は冒頭にアップした4作品くらいでしょうか。
ということで本日はブログ主が所有している数少ない『笑える映画』について書いてみます。
………世の中ほんと気が滅入りますから。
先行き不透明なワケの分からない混沌の渦中です。
映画で笑っても気休めにしかならないかもしれません。でも、そんな気休めが大事かもしれません。
よかったらお付き合い下さい。
目次
①団結した尼さんは最強説😆『天使にラヴ・ソングを』
②ハイテンション奇人ヒーロー😂『マスク』
③ちょっとおかしい人たちのたる〜い笑い😄『 かもめ食堂』
④脱力系チェイシングゲーム😁『 台北の朝、僕は恋をする』
①団結した尼さんは最強説😆『天使にラヴ・ソングを・・・』
テレビ放映されることも多かったのでご存知の方も多いかもしれませんが、ブログ主は元気がないときに一番観たくなるのがこの映画です。
あらすじ;アメリカのネバダ州にある歓楽街リノ。クラブで場末の歌手をしているデロリス( ウーピー・ゴールドバーグ)。クラブ経営者ヴィンス(ハーベイ・カイテル)とは絶賛不倫中。しかし、歌っても聴衆はいないしヴィンスは奥さんと別れる気が無い。いっそ出ていってやろうとヴィンスのオフィスに乗り込んだデロリスは殺人現場を目撃するハメに。ヴィンスの正体はギャングだった!
命からがら逃げだしたデロリスは警察に駆け込む。警察はデロリスが裁判で証言してくれることを条件に『世界一安全な場所に匿う』ことを約束。その場所とは・・・なんとデロリスが世界一苦手な教会だった!デロリスは『シスター・マリー・クラレンス』として裁判までの間、シスターとして過ごすことに。
教会に潜入したデロリスだったが当然、周りとはぎくしゃくしがち。しかし常にハイテンションなマリー・パトリック(キャシー・ナジミー)や心優しく引っ込み思案なマリー・ロバート( ウェンディ・マッケナ)の助けで何とかシスター生活を続けていく。ある日、院長( マギー・スミス)から歌手の経歴を生かして聖歌隊に入るよう指示される。聖歌隊のひどい歌声を聞いたデロリスは歌手魂に火が付き、聖歌隊の指揮者になる。更に聴衆のウケを狙って聖歌をソウルやロックにアレンジ。たちまちテレビ局も押しかける人気修道院へと変貌を遂げる。
しかし、厳格な院長とは対立することになり、更にはテレビに出てしまったことでヴィンスの放った追手の魔の手が迫る。デロリス危うし!?
『天使にラブ・ソングを・・・』笑いのツボ
1、デロリスのビフォー&アフター
何しろ破天荒なデロリスが正反対の尼さんになろうっていうのですから、そりゃあ爆笑珍場面の連続ってもんですw
このデロリスが・・・
シスターに・・・
デロリスの名(?)台詞を少しご紹介。
「 あー・・・天にまします我らの父よ 今日の糧をお与えいただき感謝します。
それと・・・たとえ死の影の谷を歩むとも災いを恐れませんが、人間おまんま食べなきゃみんなあの世行きです。日毎の糧をどうかお与えください」
教会にやって来て初めての食事。せっかくだから食前の祈りを、と乞われたはいいが信仰とは無縁の生活を送ってきたデロリス。食前の祈りなんか出てきませんwとっさに適当なそれらしいことを唱えて誤魔化しますが・・・
いや、おかしくね?とシスターたちが思わず目を開くw
2、尼さんたちに頭の上がらないギャング
後半、とうとうギャングに居場所がバレて連れ去られたデロリス。そのデロリスを救出するべく団結した尼さんたちには誰も敵いませんw 『親方日の丸』ならぬ『親方神様』にはどいつもこいつも弱いらしいw
歓楽街をシスターたちが闊歩するミスマッチ感ですでに笑えるw
↓デロリス指揮のもと、初めてアレンジ版聖歌を披露するシーン
Sister Act - Hail Holy Queen (Hi Def)
②ハイテンション奇人ヒーロー😂『マスク』
王道コメディ。冴えない男がナゾのマスクを着けるとハイテンションな奇人(?)ヒーローに大変身!このマスクがあれば想いを寄せる美女にも迫れちゃうし、極悪ギャングから街だって守れる!?
あらすじ;主人公スタンリー( ジム・キャリー)は仕事もぱっとしなければ女性相手にも「いい人」で終わる冴えない男。そんな冴えないスタンリーを見かねた友人が人気のナイトクラブに誘うも冴えなすぎてスタンリーだけつまみ出される始末。 ヤケになった帰路でスタンリーは謎のマスクを拾う。そのマスクを着けた瞬間、スタンリーはハイテンションな奇人ヒーロー「マスク」に大変身!マスクの力を借りて想いを寄せる美女ティナ( キャメロン・ディアス)を口説いたり、ナイトクラブで大騒ぎしたりスタンリーの時とはまるで正反対。しかし街のギャング、ドリアン( ピーター・グリーン)からマスクの持つ強大な力に目をつけられ、マスクを奪われてしまう。果たしてスタンリーはドリアンからマスクを奪い返し、街とティナを守れるか!?
『マスク』笑いのツボ
『SFX技術』×『ジム・キャリー』
「奇人ヒーロー」という表現はブログ主が勝手に思いついたものですが、これしか出てこなかったw
とにかくマスクを着けたスタンリーがアホみたいにハイテンションでオーバーアクションです。
ともすればこういった類は観客が置き去りにされがちですが、本作はそれどころか世界観に強く引き込まれます。それは当時のSFX技術を駆使したコミカルな表現と生粋のコメディアン、ジム・キャリーの相性がとても良く、相乗効果抜群だからかと。
SFX技術と
ジム・キャリーのコメディアンぶりと
ちなみにマスク着ける前はこんな感じのふつうの青年
そしてティナ役キャメロン・ディアスが美女過ぎるw
③ちょっとおかしい人たちのたる〜い笑い😄『 かもめ食堂』
この「たる~い笑い」という言い方は本作出演者もたいまさこが舞台挨拶か何かで言っていたものを拝借してきました。上記2作のような純然たるコメディではないかもしれませんが、演者が小林聡美・片桐はいり・もたいまさこ、ときたら喜劇にならないわけがない。
あらすじ;フィンランドの首都ヘルシンキで食堂を開いたサチエ( 小林聡美)。店の名前は「 かもめ食堂」。メニューはフィンランドの軽食メニューと日本の食事メニュー。中でもサチエの一押しはおにぎり。しかし、街の人々はなかなか店に入って来ない。そんな中、初めての来店客は日本かぶれの学生トンミ(ヤルッコ・ニエミ)だった。トンミからやにわに「ガッチャマンの主題歌」の歌詞を全て教えてくれと乞われるもどうしても思い出せないサチエ。「ガッチャマンの歌詞」で頭がいっぱいのまま街へ出たところ、日本人女性に遭遇。
唐突に「あの、ガッチャマンの歌ご存知ですか」 「は?」
これが縁でサチエの家にやって来たミドリ( 片桐はいり)はやがてかもめ食堂を手伝うように。最初は偵察を決め込んでいた街の人々も徐々にかもめ食堂に入ってくるようになる。空港に荷物が届かないというマサコ( もたいまさこ)、夫に突然出て行かれてしまったリーサ(タリア・マルクス)も店に出入りするようになり・・・。
『 かもめ食堂』笑いのツボ
普通なんだけどちょっとおかしい人たち
上記2作に比べるとコメディというよりは人生賛歌という類の作品で、「笑わせてやろう!」と大上段に構えた作品ではありません。ありませんが、登場人物たちが普通なんだけど時々ちょっとおかしい。そのおかしい言動にくすりとさせられます。
主人公のサチエ
基本的に一番まともな人物ですが、突然見ず知らずのミドリに「 ガッチャマンの歌ご存知ですか?」は笑えるw
ミドリ
片桐はいり扮するミドリがフィンランドに来た理由は、「どこか遠くに行ってやろうと思って目をつぶって地球儀を指差した先がフィンランドだった」。やっぱりちょっとおかしいw
マサコ
3人の中で一番おかしい人物w
迷言(?)は数知れず。是非本編でご確認を。
④脱力系チェイシングゲーム😁『 台北の朝、僕は恋をする』
こちらは過去記事で紹介した事のある作品になりますので、簡単にご紹介。
あらすじ;彼女がパリへ行ってしまった主人公カイ(ジャック・ヤオ)。両親の営む食堂を手伝いながら本屋に通ってはフランス語の教材を空しく立ち読みする日々。頻繁に通ってくるカイに興味を持ったのは本屋で働くスージー(アンバー・クォ)。カイに話しかけてみるもカイは彼女のことばかり考えている。
ある日やっと彼女から連絡が入るが、それは別れを告げるものだった。
何としてでもパリへ行きたいカイ。しかし金が無い。そんな折、食堂の常連さんで事業家のパオさん(カオ・リンフェン)がパリまでの金を用立ててくれるという。但し、ある条件付きで。その条件とはある小包をパリまで届けること。
早速、指定された場所で小包を受け取ったカイ。しかし、何故か刑事やチンピラに追われる羽目に。偶然居合わせてしまったスージーも巻き込み、夜の台北を駆け抜けるカイとスージーの行く先は?
↓予告編はこちらから
↓詳細は過去記事にて。
shosetsu-eiga-alacarte.hatenablog.jp
ということで、ブログ主が所有してる数少ない笑える映画について語ってみました。
書きながら思いました。コメディって難しい。どうして面白いのか素因数分解するのですが、いつも以上に とても難しく感じました。人を笑わせるのって想像もつかないほど難しいんでしょうね。
あらためてコメディの創り手に感謝。
次回は再び『春におすすめの小説特集』に戻りたいと思います。前回までは『別れ』を扱った小説特集でしたが、次回からは『春におすすめ出会いの小説』特集に移行します。
shosetsu-eiga-alacarte.hatenablog.jp
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#いま読んでる本
— josiemarch (@josiemarch2) 2020年4月8日
『 #風の男白洲次郎 』
前々から気になってる人物、白洲次郎。GHQ相手に一歩も引かなかった吉田茂の側近。本屋で目が合いめでたくお買い上げ。そして積ん読にならずに読み進めている稀有な本。#読書垢 #読書好きと繋がりたい