ア・ラ・カルト〜季節と気分で選ぶ小説&映画〜

季節と気分に合わせた読書&映画鑑賞の提案

春の宵に、一瞬にして永遠なる恋のお話しはいかが? 「愛の手紙」ジャック・フィニイ 著

「信じてください。ぼくは、きみがこれを読む八十年もあとの時代に実在し、生きているのですー。きみと恋に落ちたことを、心の底から信じながら。」 (ハヤカワ文庫「ゲイルズバーグの春を愛す」ジャック・フィニイ 著 207頁より) ご紹介する小説は、ジャッ…

簡単に言うと元祖ツンデレ?「草枕」夏目漱石 著

襖の音に、女は卒然と蝶から目を余の方に転じた。視線は毒矢のごとく空を貫いて、会釈もなく余が眉間に落ちる。 (集英社文庫「草枕」夏目漱石 著 91頁より) ご紹介する小説は、夏目漱石の「草枕」です。 「草枕」(夏目漱石)キーワード 春におすすめの…

映画観てきました「グリーンブック」感想

GW前に鑑賞したので、少し間が空いてしまった…。やっぱりアレですね、「鉄は熱いうちに打て」ってやつですね。私の拙い記憶力でどこまで思い出せるか不安ですが、それでも紹介したいほど良い作品でした。 あらすじ 1962年、ニューヨーク。ナイトクラブ…

甘さゼロ?のスウィーツ×学園ミステリ「春期限定いちごタルト事件」米澤穂信 著

「わたし、スタンダードシフォンと、コーヒー」 まずはシフォンで肩慣らしか、と思ったが、 「・・・・・・とミルフィーユとパンナコッタとストロベリーショート」 いきなり全開ですか。 (創元推理文庫「春期限定いちごタルト事件」米澤穂信 著 155頁より)…

憎まれっ子世に憚る?映画「ファウンダー ~ハンバーガー帝国のヒミツ~」

「ライバルが溺れていたらホースを口に突っ込む。君たちにそれが出来るか?」 (劇中、レイ・クロックの台詞より) ご紹介する映画は、2016年アメリカ制作映画「ファウンダー~ハンバーガー帝国のヒミツ~(原題 THE FOUNDER)」です。 あらすじ 1…

男女のタイミングのズレがほろ苦くも爽やか 映画「Once ダブリンの街角で」

「Raise your hopeful voice you have a choice You've made it now(希望の声をあげろ 自分で選んだ道だ きっと君はたどり着ける)」 (挿入歌「FALLING SLOWLY」より) ご紹介する映画は、2006年アイルランド制作映画「ONCE ダブリンの街角で(原題 ONCE)…

チョコレートは甘くほろ苦いだけ?小説「ショコラ」ジョアン・ハリス 著

「でも、人生は祝福するべきものだわ。そのすべてを。つまり、その最後さえも。」 わたしは、ホットプレートに載ったポットを手にとって、ふたつのグラスにホットチョコレートを注いだ。 (角川書店「ショコラ」ジョアン・ハリス著 231頁より) ご紹介する小…