ア・ラ・カルト〜季節と気分で選ぶ小説&映画〜

季節と気分に合わせた読書&映画鑑賞の提案

2018-08-25から1日間の記事一覧

真夏の夜に和テイストの恐怖小説を。「きつねのはなし」森見登美彦・著

掌に覆われた顔が暗くなり、指の隙間から眼球がのぞいていた。私は驚いて彼の仕草を見つめた。「狐の面だよ」彼は言った。 (新潮社「きつねのはなし」森見登美彦・著 30頁より) ご紹介する小説は、森見登美彦さんの「きつねのはなし」です。 新潮社から…

ジャズのスタンダードナンバー に彩られた瑞々しい小説を。「サマータイム」佐藤多佳子・著

ぼくの頭の中でふいにピアノの音が踊り出した。右手だけの力強いサマータイム! (偕成社「四季のピアニストたち[上]サマータイム」佐藤多佳子・著 70頁より) 紹介するのは佐藤多佳子さんの小説「サマータイム」です。 偕成社から単行本、新潮社から文庫…